プロジェクト モルックス 5
杉浦は図面を手に、再びホームセンターを訪れた。
慎重に杭を選んだ。これしかないという一本を選びカットを依頼した。
しかしここで問題が発生した。
「斜めのカットができない!」
安全上の理由から斜めのカットはやってもらえなかった。愕然とした。
まっすぐ切ってもらうという選択肢もあった。しかし杉浦は斜めにこだわった。
斜めカットこそモルックであると。
続く…
プロジェクト モルックス 4
家に帰った杉浦は一心不乱に図面を引いた。
「モルックができる!」
モルックの作成に妥協はゆるされない。1mmいや0.1mm単位の正確さが求められる。杉浦は食事を取らず、一睡もせず全身全霊をかけて図面に向かった。モルックへの想いが杉浦を突き動かした。
後に妻、美智子はその時の様子をこう語っている。
「何かにとりつかれたようでした。あのときの杉浦はまさに鬼の顔をしておりました」
そしてついにモルックの図面が完成した。
続く…
プロジェクト モルックス 3
モルックとの出会いから数ヶ月がたった。しかし杉浦は何もできずにいた。1万円は杉浦にとってどうすることもできない大金だった。
気分転換で立ち寄ったホームセンターであるものが杉浦の目に止まった。
杭(くい)だった。
「これだ!」
なんの変哲もない一本の長い杭だったが、杉浦にはこれがモルックに見えた。しかもカットも有料だがやってくれるという。
杉浦の目に輝きが戻っていた…。
続く…
プロジェクト モルックス 2
杉浦はすぐさまネットでモルックの情報を漁った。情報はたくさん見つかった。
フィンランド発祥のスポーツであること、
日本でも少しずつ普及していること、
お笑いタレントが日本代表として世界大会に出場したこと。
そして。
モルックの価格が1万円すること…
愕然とした。
杉浦にとって1万円は途方もない金額だったのである。
プロジェクト モルックス 1
モルックに魅せられた一人の男がいる。名前を杉浦という。
きっかけは何気なく見ていたテレビのバラエティ番組だった。タレントたちが木の棒を投げて遊んでいる。タレントたちの顔は全員笑顔だった。
「これだ!」
電流が走った。杉浦のモルック普及への戦いが始まった…
続き…
そうだ!アイロンプリントしよう
2021/02/26金
シーツを忘れた。
泊まり込みの職場なので毎回勤務の度にシーツを車に積み込む。これをすっかり忘れた。幸い事務所ですぐに気がついて届けてくれたので最悪の事態は回避できた。しかし周りの方々に多大な迷惑をかけたことに間違いはない。
「同じ失敗を二度と繰り返さない」が僕のモットーなので対策を講じる。
シーツはバッグと一緒に積み込むので
バッグを持つときに何らかの気付きがあればシーツを忘れないはず。
帰りにダイソーに寄ってみた。
アイロンプリント。
さすがなんでもあるね、ダイソー。
作業開始。
パソコンを使ってデザイン。
アイロンプリント用紙に印刷して…
アイロンを使って転写する。
剥がしてみる。
いいね!
バッグに取り付けて…
いいね!カッコいいぜ!
これでもうシーツを忘れることはないでしょう。
デザインが気に入ったので、パジャマにもプリントしてみた。
目立たない。がくっ
ひざまくらみみかき
2021/02/07日
タバコをほぼヤメた。
なぜやめようと思ったかというと人間ドックで肺に黒いところが見つかったから。黒いところは肺がダメージを受けたところで今すぐにタバコを止めたとしても治らないらしい。吸入する薬を勧められたが、一生続ける必要があるとのことで拒否。人間の持つ治癒力を信じることにする。
なのでタバコはほぼヤメた。しかし、毎日少しずつニコチンは摂取している。
主なニコチン摂取ルートは次の三つ。
1.消費税増税前の買い置き
消費税増税は2019年10月。食料品など一部を除き8%から10%に上がった。このときタバコを買いだめしておいた。しかし1年以上前に買いだめしたタバコがなぜ残っているのだろうか?
当時僕は3種類のタバコを吸っていた。
・普通のタバコ(WEST)
・高温加熱式タバコ(グロー)
・低温加熱式タバコ(プルームテック)
すべてのタバコを買いだめしたんだけど、次第に加熱式タバコは吸わないようになっていった。なぜ加熱式タバコを吸わなくなったかというと、
・しょせん普通のタバコの代替品である。
・充電が切れると吸えない。
・掃除とか面倒だよね。
ということで普通のタバコはすぐなくなって追加購入していたが加熱式タバコは吸わないまま忘れてた。
タバコをやめるにしても加熱式タバコが目の前にあれば禁煙は失敗してしまうだろう。なのでこれらを処分(吸い尽くす)してから禁煙することにした。
…
…
…
そろそろ吸い尽くす…。
2.周りの優しい人々からの贈答
「ちょっと1本いいですか?」
…
…
…
そろそろイヤらしい…。
3.嫁のタバコをくすねる
…
…
…
そろそろバレる…。
というわけで「タバコをほぼヤメた」状態から、「タバコをヤメた」状態に移行する必要がでてきました。
と言ってスパッと禁煙できるほど僕の意思は強くなく、前から気になっていたベイプを購入することにしました。
※ベイプとは?
リキッドを加熱し発生する蒸気を楽しむもの。電子タバコと呼ばれることもあるが、ベイプはニコチン、タールとも含まれておらずタバコとは異なる。機能としては禁煙パイポに近い。
ベイプを買いに行く
大須のベイプ専門店「DR.VAPOR」に来た。
2階の「ひざまくらみみかき」も非常に気になるが負けない。
店内に入ると、ベイプの展示は思ったより少ない。6種類ぐらい?
カウンターがあってお酒を飲みながらベイプを楽しむこともできる。カウンターには常連とおぼしき人が2,3人。お酒を飲みながら煙を吹かす…。雰囲気はアヘン窟。場違い感を感じて帰りたくなった。
店員さんに話しかけられる。
「無事に帰れると思うなよ…」
などと言うはずもなく、感じの良い人でベイプのことをいろいろ優しく教えてくれた。リキッドもいろいろ試し吸いさせてくれる。
優しい店員さんの勧めでJUSTFOGのcompact14っていうのを購入。
手のひらサイズ!
あとはリキッドと交換用のコイルも一緒に購入した。
全部で1万円ぐらい。結構高い。
「ひざまくらみみかき」に逃げたくなったがそんな勇気はないので、おとなしくカードで購入。
吸ってみた。
めっちゃ煙出た笑